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『BIUTIFUL ビューティフル』人気VOD動画配信状況
映画『BIUTIFUL ビューティフル』が配信されている動画配信サービスは以下の通りです。
動画配信サイト | 配信状況 | 月額費用 | 無料期間 |
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映画『BIUTIFUL ビューティフル』の作品詳細

スペイン、バルセロナに暮らすウスバルは、2人の愛する子どもと情緒不安定でドラッグに頼る妻を養うため、麻薬取引や移民の不法労働の手配など、違法な仕事にも手を出してきた。
そんなある日、自身が末期ガンにおかされていることを知ったウスバルは、家族にその事実を隠し通そうとするが……。
「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作。
ハビエル・バルデムが第83回米アカデミー主演男優賞にノミネートされた人間ドラマ。
映画『BIUTIFUL ビューティフル』作品データ
- 原題/Biutiful
- 製作年/2010年
- 製作国/スペイン・メキシコ合作
- 配給/ファントム・フィルム
- 上映時間/148分
映画『BIUTIFUL ビューティフル』キャスト一覧
- ハビエル・バルデム/ウスバル
- マリセル・アルバレス/マランブラ
- ハナ・ボウチャイブ/アナ
- ギレルモ・エストレラ/マテオ
- エドゥアルド・フェルナンデス/ティト
- ディアリァトゥ・ダフ/イヘ
- チェン・ツァイシェン/ハイ
- ルオ・チン/リウェイ
- ベア /アナ・ワヘネル
映画『BIUTIFUL ビューティフル』スタッフ一覧
- 監督/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 製作/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ /フェルナンド・ボバイラ /ジョン・キリク
- 製作総指揮/デビッド・リンド
- 原案/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
- 脚本/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ /アルマンド・ボー /ニコラス・ヒアコボーネ
映画『BIUTIFUL ビューティフル』作品概要
映画『BIUTIFUL ビューティフル』は、日本では2011年に公開されたスペインの映画です。
『バベル』や『レヴェナント 蘇りし者』など、アカデミー賞常連となっているメキシコのアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが監督を務めています。
主演は『夜になるまえに』や『ノーカントリー』などで高い演技力が評価されるハビエル・バルデムです。
ハビエル・バルデムは本作『BIUTIFUL ビューティフル』で、第83回米アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされました。
映画『BIUTIFUL ビューティフル』ネタバレ
ここから映画『ファーゴ』の詳しい内容やネタバレを含みます。
バルセロナの裏社会に生きる
物語は夢の中のような、暖かなシーンで幕を開けます。
ベッドの中で幼い娘アナと話す男が、主人公ウスバルです。
さらに夢の奥深くに入っていくかのように、雪の積もった林の中に立つウスバルが映し出されます。
彼の前には謎の男が立っており、波の音を口で真似したり、やけに無邪気な話をします…。
しかし、ここで物語は現実に戻ります。
ウスバルの家族は精神的に不安定で家に寄り付かない妻、そして娘アナと息子マテオ。
貧しい生活の中で彼は不法移民の仕事の斡旋を稼業にし、麻薬の密売にまで手を出しています。
また、亡くなった人の霊を見て話を聞くことができるので、霊媒師のようなこともしています。
ある日、体調不良から病院に行ったウスバルは、衝撃的な宣告を受けます。
それは、彼の余命があと2ヶ月しかないというものでした。
絶望的な状況の中で、ウスバルをさらに追い詰める出来事が起こります。
彼が麻薬売人の仕事を斡旋していたアフリカ系不法移民たちが、一斉に摘発されるのです。
その中には、まだ赤ん坊の子どもと妻を持つ、エクウェメというセネガル人もいました。
彼は祖国に強制送還されることとなり、ウスバルは残されてしまう妻と子の生活のため、部屋を世話し援助することになります。
死との葛藤
精神的に追い詰められたウスバルは、自分と同じく死者と対話できる能力を持つベアのもとを訪れ「子どもたちを残しては死ねない」と打ち明けます。
そんな彼にベアは「死を避けることはできない」と諭します。
そして、死ぬ時に子どもたちに託すよう石を渡します。
ベアとの対話で少しずつ死を迎える準備を始めたウスバルは、彼が生まれる前にメキシコに亡命し、遺体となって帰ってきた父の埋葬をすることになります。
そこで初めて自らの父との邂逅を果たすのです。
それは、最初のあの夢の中に出てきた林の中の男でした。
ウスバルはさらに妻との仲を修復するため、一緒に暮らし始め、ピレネーへの家族旅行の計画も立てます。
衝撃の出来事
そんな時、最大の事件が起こります。
不法移民の中国人たちが寝泊まりする倉庫が寒いことを不憫に思った彼は、暖房機を取り付けます。
しかし、その暖房機が不完全燃焼を起こし、そこにいた25人もの中国人らが死んでしまったのです。
そこには、ウスバルの子どもたちの面倒を見てくれていた女性と、彼女の幼い子どもも含まれていました。
ウスバルは自分を責め、苦しみます。
追い討ちをかけるように家庭内では、妻マランブラが息子に暴力を振るった事まで発覚してしまいます。
マランブラも子どもたちを大切に思い、必死にまともに生きようとしていることは確かです。
それでも、子どもたちが求める母親になることができないのです。
ウスバルも彼女を幸せにしたいけれど、一緒にいれば傷つけあってしまうと、子どもたちを連れて信頼するエクウェメの妻のもとへ行きます。
ウスバルの最後の選択
病気がウスバルを蝕み、徐々に彼に死が迫ってきます。
娘の誕生日、彼は2人の子どもにベアから受け取った石を渡します。
それは、彼自身が自らの死を受け入れたことを意味しました。
父の死が近いことを悟った娘のアナは「死なないで」と泣きます。
そんなアナにウスバルは「パパを忘れないで、覚えていて」と抱きしめます。
物語は冒頭のシーンに戻り、ベッドでウスバルとアナは、彼の父のものだったという指輪に触りながら、静かに話しています。
父と娘の最後の対話はとても優しく穏やかです。
雪の積もった林の中で2人の男が向かい合っています。
ウスバルと亡くなった彼の父です。 父が先に立って歩いて行き、ウスバルも彼の行く方へ足を踏み出します…。
BIUTIFULが示すもの
映画の中で、ウスバルがアナの髪の毛を結いながら、宿題をみてあげているシーンがあります。
そこで英語の“beautiful(美しい)”のつづりを尋ねられた彼は“biutiful ”と間違って教えてしまうのです。
“biutiful”はまさにこの映画の登場人物たちそのものを表すかのようです。
そこには、正しい美しさは一切ありません。
ひたすら重く、苦しく、間違いだらけの人生があります。
それでも自らの人生を必死で生きている彼らの、彼らなりの美しさがあるように思えてなりません。
この映画は、映画を観て深く考えることが好きな方におすすめです。
さらっと観ただけでは、ただただ暗い映画に感じるでしょう。
しかし、じっくりと考えながら観たとき、死をテーマにする事で生きること自体を考えさせられるこの映画は、忘れることができない1本になるかもしれません。
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